小さな君がくれた、温かく優しい涙

今から13年前、私は教諭を志し、大学に在籍していました。
初秋でした。
今の妻である、当時の彼女が懐妊しました。
学生の身空ではありましたが、単位を十分取得し、内定もとれていたので産み育てること決断しました。

それぞれの両親に許しを請い、なんとか認められ、出産を待つばかりとなった頃の事です。
将来への不安や慣れない仕事のストレスで消耗する日々でした。
出産予定日が近づいたある日、私は実家で意識を失い病院に担ぎ込まれました。
病院で目を覚まし自分の不甲斐なさ情けなさに涙を流していると、妻が産気づいたとの連絡を受けました。
無理を言って駆け付けた産婦人科では分娩が始まっており、妻の待つ処置室に。
頑張って痛みに耐える妻の手を握ってやることしかできませんでした。
そうして遂に、待ちに待った産声が。
初めて君を抱き上げたとき嬉しくて嬉しくてお父さんは涙が止まらなくなりました。
今、思い起こしてみるとあれが、初めて流したうれし涙です。

胸の悩みにナイトブラ