自力リフォームが続かなくて悩んではいませんか?
何事にも理由はつきもの。
自力リフォーム(DIY)が続かない理由も、きっとあるはず。
ということで、この記事では、自力リフォーム(DIY)が続かない理由の代表的な3つを解説していきます。
自力リフォーム(DIY)が続かない代表的な理由は以下の3つです。
- 安全はすべてに優先するハズ
- 構造を知らないとドツボにハマル
- 絶対にやってはいけないことを知る
解説していきますね。
①安全はすべてに優先するハズ
空き家の自力修理&リフォームはとても楽しいものです。
家は、人と違って裏切ることがありません。
手間をかければかけるほど、家はあなたにとって使いやすく、楽しくなってくるはずです。
しかし、中には続かない人もいます。
その理由を知って、しくじり先生、他山の石としましょう。
まず、最初は「ケガ」です。
ペンキを頭からかぶった程度なら洗えば良いでしょうが、脚立から落ちた、工具の使い方を間違えた、床に空けた穴に子どもが落ちてケガをしたとなれば、後悔してもしきれません。
深刻な後遺症、それに死んでしまえばモトも子もないのです。
そんなイヤな思い出のある家に、今後ずっと住み続けるなど苦痛です。
筆者は、次の言葉を肝に銘じています。
「ケガするくらいなら最初からできないほうがマシ」
ケガをすれば、改造がストップするだけでなく、その治療に時間がかかり、完成は結局遅くなってしまいます。
待てば海路の日和あり、いずれ貯金を貯めてプロに頼むことだってできるのです。
次に技術論、筆者は次のことに気をつけています。
- 30分たったら休憩する
- 頑張らない
- ドリル・丸のこに手袋は厳禁
- 帽子をかぶる
- 上向き作業では必ず保護めがね
- ナマケモノのようにゆっくり進める
「1」「2」では、休み休みやることが大事です。
調子に乗ってついもう一本、もう一ヶ所……となりがちですが、知らない間に疲れているのです。
明日も家はありますから、あっさり適当に切り上げるのが「吉」です。
「3」は、知られていませんが重要です。
誤って工具で手を切るのも痛いですが、ケガは治ります。
しかし、回る工具に手袋が引き込まれると、指、手が引っ張られて指・手がなくなってしまうことがあります。
どうしても手袋をしたければ、軍手は厳禁、プロの大さん用のものを使いましょう。
なお、金属加工では切りくずから保護するための革手袋必須です。
同様に「4」は頭を角材などにぶつけないため、「5」は切りくずから目を保護するのに必要です。
「6」は焦って結果を求めないことが大事です。
②構造を知らないとドツボにハマル
自力リフォームが続かない理由の2つ目は、「想像以上に大変だとわかって途中で挫折するパターン」です。
想像以上とは、想像の5倍くらいでしょうか。
これには理由があって、試しに近くの壁1mを見てください。
見える範囲は1mですが、見えないところにはこれらのものが隠れています。
- 壁紙
- 石膏ボード
- 胴縁(下地)
- 断熱材
- 間柱
- 防水紙
- 胴縁
- 外壁
修理するとなれば、これらを1つずつ解体していきます。
ある程度までできれば、今度は元どおりに再構築していきます。
壁に断熱材を入れようと思えば、1から4まで取り払って、新しい断熱材を入れてから、4→3→2→1と戻していくのです。
「1234」と「4321」で8段階ありますから、ちょっと直すだけでも、実は想像の8倍の手間がかかるのです。
最初はこれに気がつかず、つい「なかなか進まない」「大変な割にはできあがりが遅い」と投げ出してしまうのです。
本記事の読者は、いまこのことを知ったので大丈夫です。
相手の手強さを知っていれば、少しずつ時間をかけて進めようと思うはずです。
ちょっと大きな本屋さんには、木造の在来工法の図解の本が売っていますので、1冊買って眺めておけば、予行演習、イメージトレーニングになるでしょう。
もう1つあります、今度は壁の部分の1㎡から壁一面を見てみましょう。
何倍ありますか?
6畳間の壁一面は広いほうでおよそ幅3.6m×高さ2.7mですから10㎡ほどあります。
それだけの面積を改造しようと思えば、繰り返しの作業も何十回から百回単位となります。
最初のうちは調子良くても、やってみて途中で息切れとなるのです。
これもちょっとずつなれて、小さな達成感を積み重ねることで、ネジ100本、穴開け100打ち込み100本の忍耐力はすぐつくようになります。
人はすぐにあなたを裏切るかもしれませんが、家は絶対にあなたを裏切らないからです。
③絶対にやってはいけないことを知る
改造するための素材の空き家を安く買えた、工具も少しずつ買いそろえた、繰り返しの忍耐力もついた、インターネットで空き家改造ブログをみて知識もついた・・・。
調子に乗ってきましたが、絶対にやってはいけないことがあります。
「柱と梁は切らない」
古い家の問取りは狭く、2部屋を1つにする改造は自力リフォームの定番です。
柱や梁に釘を打つことはできますが、柱と梁をのこぎりでカットしてはいけません。
木造の在来工法とは、梁と柱で家を支える構造です。
壁を抜くことはできますが、柱、梁といった構造部材は目障りでもそのまま残さなければいけないのです。
まとめ
いかがでしたか?
自力リフォームが続かない理由、あなたにも当てはまるものはありましたか?
自力リフォームが続かない理由と対処法は以下の通りでしたね。
- 安全はすべてに優先するハズ
→休み休みやることが大事 - 構造を知らないとドツボにハマル
→ちょっと直すだけでも手間がかかる - 絶対にやってはいけないことを知る
→柱と梁は切らない
自力リフォームは楽しいもの。
自力リフォームが続かない理由を知った今は、また再び自力リフォームを楽しめそうではないですか?
また、DIYをしてみて、リフォームが完成したとに家を使わなくなるときも、いつかきっと来るはずです。
そんなときは、家を売却するタイミング。
家を売却するときは、まずは不動産売却のHOME4Uで売却査定をするのがおすすめ。
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いまのうちに、売却するときのことも考えておくとあとで焦らずに済みますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。